フェーダークリーニングにチャレンジ!

~はじめに~
 どうしても物理的な可動部が多いアナログミキサーには、ホコリなどの影響でガリが出やすい機材です。しかし、マイクをはじめとする音源からの入り口であると同時に、スピーカーへ向けた出口として、音を集約する中枢の機材である為にガリなど絶対に許されないというシビアな立場の機材なのです。(君も大変だな。。。)
 そこで、今回は中古で仕入れたミキサーのフェーダーのクリーニングにチャレンジしていきます!

※今回の機種はPHONICのMU1822Xです。


■作業開始


①ノブ、を全て取り外してカバー開けてからメインボードを取り外し
②半田付けされているフェーダーを取り外し

■いよいよフェーダー分解

プロの現場で使用されている高級機材は5年を目途にすべて新品交換をするそうですが、このように一体型になっているタイプは予備フェーダーもほぼ入手困難なので慎重に分解していくしかありません。

YutaさんRepair diary
因みにこのミキサーは60mmフェーダーという規格です。(右)
そして、一部の高級機や大型卓に搭載されているのフェーダーは100mmフェーダーであり、より繊細な調整が可能となっています。(左)

■取り外し完了
YutaさんRepair diary
取り外したパーツは、ボード(基板)の表記通りにメモをして並べておきます。
※モノラルフェーダーとステレオフェーダーが混ざってしまう事態も防止できます。

■フェーダー本体の分解

まずスライド抵抗の銜えを広げてフェーダーを分解します。


綿棒にアルコールを湿らせて汚れやホコリをふき取ります


スライド側もホコリがいっぱいです!
このまま使っているとガリどころかホコリが固まりとなりこのブラシを折り曲げて音が出なくなります。(アブナイ!)


向きに気を付けて慎重に汚れを取り除きました。


仕上げに接点復活材を刺してようやく1本完了です。
因みにこの卓は16本あります。(気長な作業でございます)

全て完了後はごの逆の手順ではんだ付けをして組み上げます。
自己責任作業ですが、お手頃な価格で中古機材を手に入れて復活させて使うのも達成感と愛着が沸いて良いものです。

ガリありのジャンク品などがありましたら、気力でチャレンジしてみてはいかがでしょうか!