TOA HS-1200BT ウーハー交換

今回の登場機材はこちら!TOA/HS-1200BTです! ウーハーユニットから音が出ないということで、ジャンク品ですが修理して使えるかもしれないので調べていきます!

まずはグリルを外してコーン紙を軽く押してみると「ウゴカナイ・・」 十中八九の可能性で単なるコイル焼けと考えられます。

ユニットを取り外してコーン紙を取り外します。 「ゴリゴリ・・ガサゴソッ」という音をたててコーン紙とコイルを取り外せました。

こんがり焼けています。熱膨張で伸びてマグネットの隙間に引っかかっている状態でした。 低音の出しすぎなのか、アンプ側でDC漏れ(直流電流が出てしまった)、または直流に近い歪んだ音を出し続けたのかの何れかの原因が考えられます。共通して言えるのは、耐入力オーバーです。

取り外したエンクロージャーがこちら。そう!なんと、高域ドライバーが低域ドライバーの前に一列に6発も搭載された”コアキシャルアレイスピーカー”なのです!(なかなか珍しい・・) 私もこの仕様ははじめてなので、正常動作するとどんな音がするのか今からワクワクです。 因みに確認したところ、高域ドライバーはどれも正常でした。

さていよいよ新しい低域ユニットを組み込みます。TOAの純正品です!メーカーに在庫もあったのでサウンドハウスにて1週間以内で取り寄せが可能でした! この最低限の梱包荷姿がいかにも業務用ですね。

ユニットには特に定格入力表記などはなく、シンプルに型番「BTS-258G」がスタンプされています。

ユニットは内側からねじ止めする構造になっています。

ごく一般的なプラスドライバーの2番あたりで回すことができます。

使う工具はプラスドライバー一本なのでかなり簡単に取り付けまで完了です!

あとはエンクロージャーも組み立てていき、ひとまず音が出せる状態になりました。

今更ですが、実は今回はラジオ成田(83.7MHz)の局長さん(Y氏)のお宅に遊びに来させていただいての作業でした!二人でさっそくTOAの純正サウンドを試聴させてもらいました。 Y氏とは、サウンドマートのユーザー様でもあり、成田にある本社のご近所というところから「是非一緒に機材で遊びましょう!」という私のお願いから、お邪魔させていただきました!

ローは90Hzあたりでストンと落とされており、音量を少し上げると密閉型ならではのパンチのあるサウンドに計12発からなるアレイ式ツイーターの高音が加わり想像をはるかに上回る自然でキラキラとしたサウンド。通常の2ウェイだとどうしても中音域のクロスポイント付近が物足りなく感じてしまうことがおおいのですが、さすがに多発なだけあり、ふくよかな中音域に驚かされました。特にピアノ音源などのアコースティックな楽曲との相性が良いようでした。

このエンクロージャーは転がし置きにも対応した形状で、横向きにするとこんな感じ。緩やかなアレイのカーブもあり、指向性は広めなのでステージでのモニターにも重宝しそうとの(Y氏)のコメントでした。
ドライバーのみの故障の場合、修理は意外と簡単なので、皆様もジャンク品を見つけたらお試しください!