Soundcraft CPS2000 ファンフィルター交換
今年も猛暑と呼ばれる日々が始まりました。屋外でのイベントをされている業者様、お疲れ様です。どうか機材共々、オーバーヒートしないようにお気をつけください。
今回は真夏の気温に突入し、室内とはいえ発熱が気になり始めたミキサーの電源装置(PSU)のファンフィルター交換および、内部のホコリ除去を行う事にしました。

このミキサーは購入したのが昨年の夏の終わりころだったので、当方の環境としては初の夏場気温での使用。なんと1台で34kgほどあるので、メンテナンスはつい後回しにしてしまっていましたが、さすがにやらないといけないと思い、開けてみることにしました。
※後ろに映り込んでいるのがミキサー本体

以前は大きなホールで使われていたとの事なので、スモークや屋外の砂ホコリによる汚れもなく”表面的には”良好な状態ですが、果たして内部はどんな状態なのでしょう。。恐るおそるネジを取り外します。

カバーを開けると最初に目につくのは1kwの電源を支える超大型のトランス!重量30kgオーバーの8割はこのトランスですね。
そして以外とキレイ!?ボロボロながらもファンフィルターがきちんと効果していた様子です。

トランスから出る配線も熱や経年による硬化もありません。この時代の代物なので、配線自体もコストを掛けて良い素材を使っていることが伺われます。

コンデンサーは本国のUK製でした。これはなかなか替えが効かなそうですので、劣化しないことを祈るばかりです。

ほとんどありませんでしたが、内部のホコリを掃除機で吸い取ります。
※コンプレッサーやエアダスターなどの圧縮空気でのホコリ除去は、目に見える部分のホコリは吹き飛ばすことができますが、見えない部位(ICの裏や更なるコネクタ接点の隙間)の奥深くに入ってしまうので極力使わないようにしています。

いくら環境が良かったとはいえ、さすがに年代物。ウレタン製のフィルターは空気中の水分による加水分解でポロポロになっています。これは交換の必要があるので早速取り外します。

プラスチック製のカバーを外し、スポンジ製のフィルターを掃除機できれいに取り除きます。

新しいフィルターをサイズに合わせてカットします。

フィルターにはレンジフードなどに使われる汎用フィルターを使いました。通気性も良く安価で手に入るため、ホコリの混入しやすいさまざまな機材に使えるので筆者おススメですです。

上段がフィルター交換後です。新しいフィルターで心なしか涼しそうに見えます。
※大型のミキサー電源なので、バックアップ用に並列して2台の電源があります。片方がダウンしたら自動でもう一台の電源が時差無くカバーしてくれる仕組みになっております。
さて、今回は大型ミキサーPSUのカバーを開けてホコリ除去とファンフィルターを交換してみた。という回で無事に終えることができました。特に電源系の機材なので、感電に注意して作業する必要がありますが、夏場に向けて一度は点検を兼ねた放熱対策の参考にして頂けますと幸いです。
