廃棄寸前のアクティブサブウーファを頑丈にパッシブ化
どこかのプロダクションで使用されていた、Dynaudio社製アクティブサブウーファ「BM12S」。音が出なくなったとのことで廃棄される寸前のところで引き取りました。

(取説から画像引用)
症状を確認してみると、通電はするものの保護回路が働いている状態。
ごく小さな音を入力してみると出音が確認できましたが、レベルを上げていくとカチっとリレーが働いてしまいます。
ユニットは死んでいないことがわかったので、このままアンプ部を修理するか悩みましたが、
リモコンが欠品していたのでどうにも設定ができそうにありません。
なのでパッシブ化することにしました。
まずは分解していきます。

この個体は2006年に一度修理されている模様。相当長い間使われていたんですね。

むちゃくちゃ重かったのはこのトロイダルトランスのせいだったのか。。。

基板の設計日?製造日?は2004年3月4日。およそ18年前。お疲れさまでした。


電源回路周りを観察していると、ご懐妊電解コン発見。おそらくコレでしょうかね。
基板は修理しないのでこのまま部品取りボックス行きです。

12インチウーファーユニットの取り外し。うわぁー大きなマグネット。

ボイスコイルが見れる構造です。冷却性を高めるためでしょうか。

取り外せました。密閉型で内部はウレタンフォームが貼られています。
背面のアンプ側とは遮られていて、リモコン受光部用のフラットケーブルと+-が通されて封じられていました。

前面バッフルも使用しないので取り外し。ユニット、バッフルのガスケット、ともに発泡フォーム製でした。
この3つはネジ穴などの型取り用として保存します。

板厚は18mm。代わりはMDF材で作製しようと思います。

まずは傷だらけだったエンクロージャにアストロプロダクツのカーボン調シートを貼りました。
わりと厚みがあるので貼りやすく補修におすすめです。

MDF材で前面バッフルを作りました。ガスケットは0.5mmのゴムシートで作っていきます。



ひとまず完成。ぐにゃぐにゃしているのはご愛嬌。

次にアンプが装着されていた背面にフタとコネクタをつけていきます。
補強のために廃材を活用して厚みをもたせました。
接着にはタイトボンド3を使用しています。

コネクタ用の穴をホールソーを使って空けます。
高回転し過ぎてしまい少し焼けてしまいました。木の香ばしい香り。。。


コネクタはスピコンを採用。安心のノイトリック製。

本体ボックスへ仮置き。運搬用の取手も取り付けました。

小口はボンドで目止めしておきました。


背面にもカーボンシート貼り付け。

MDFはネジにすると穴がバカになってしまうきらいがあるのでボルト+ナットにしました。
締め付けてナットだけを固めます。

(あいつヒマなのかなぁ)という顔で見られながら

塗装作業へ移ります。まずはプライマーを十分に染み込ませます。
普通のアクリルスプレー仕上げでも良かったんですが、

AZ社製の剥がせるラバースプレーのマットブラックを塗りました。
万が一打ち傷などを負ってもパテ埋めして塗り直せば復活できます。



塗装終了。いいかんじです。
いよいよ組み付けていきます。








角の保護用にL型ゴムシートを貼り付けました。
このままでもよかったんですが、屋外使用時も考慮してアクリル板も取り付けることにしました。

寸法を測ってオーダー。
透明マット仕上げのものでしたが、光の加減で白く見えます。もう少し透過してほしかったな。
貼り付けにはアセテートクロステープを使用しました。

最後に角保護用のカバーを取り付け。


\完成/
今後様々な場所で活躍してもらおうと思います。
ちなみに、ゴム部、樹脂部にはすべて

303 Aerospace Protectantを塗っています。
紫外線等からのダメージを強力に保護してくれます。オススメです。
※お気づきかとは思いますが、車のメンテナンスもDIYしますのでカー用品が多く登場しています。
