CLASSICPRO ED3402 バックカバー補修

クラシックプロのCSPシリーズ(8~10)に搭載されている2インチコンプレッションドライバーです。

周波数特性は800Hz~20kHzと扱いやすく、癖の無い特性のドライバーです。
こちらの個体は落下によりバックカバーが破損してしまっていますが、正常に音は出るため、実用的に使えるレベルに補修を施していきます。

割れ方の状態を確認します。

緑枠の部分の損傷が酷いように見えますが、実はオレンジ枠のヒビ割れのほうが重大です。
その理由は次の画像の通り、力が掛かる場所が関係します。

バックカバーをネジ止めしたとき、ネジ穴から伝わる押さえつけの力は赤丸の部分となり、ダイヤフラムをマグネット側に押さえつけています。
そのため、見た目としては黄色の部分が大きく割れていますが、実際に取り付けた際の強度としてはほとんど問題ありません。
しかし、青色でマークした部分の割れは、ネジ止めした力が直接伝わる構造なので、補修の必要があります。

まずはバックカバーを六角レンチで外します。

目立たなさと強度のを両立できるため、裏側からエポキシ接着剤を塗ります。

適量塗って少し固まるのを待ちます。

同時にダイヤフラムの状態も確認しました。損傷もコイル焼けもなく、良好な状態です。

外側からも少しだけ接着して完了です。
こちらの個体はサウンドマートにて掲載中です。よろしければご確認ください。