コンパクトスピーカーをフルレンジ化

スピーカーの基本といえば低域から高域までを一つの振動版で出音するフルレンジスピーカーです。
低音域専用のウーファーと、高音域専用のトゥイーターに分離している2ウェイ以上のスピーカーと異なり、一つのユニットから全ての帯域の音が再生されるため、低域から高域まで繋がりの良い(分離されてないので)マイルドな聴きやすい音声を楽しむことができます。
テレビやラジオなど、人の声の帯域がメインとなるコンテンツは主張しすぎないフルレンジのまろやかな音質の方が聞きやすい場合もあるように感じます。

今回はツイーター故障により、抜き取られたと思われる、2ウェイコンパクトスピーカーを小口径フルレンジスピーカーへリメイクしてみます。

まずはネットワークを取り外します。ネットワーク基盤のねじを数か所取り外し、小さなエンクロージャーから知恵の輪のような感じで向きを変えながら取り出しました。


ネットワークを取り外す際に、入力端子から繋がるケーブルを残しておきます。


今回、ユニットへは入力端子から直付けとします。
PA用途のスピーカーによくみられる保護回路や、ユニットの特性に合わせたフルレンジ用のネットワークもなく、プレーンな状態です。ネットワークが無い分、減衰もせずに感度が高くなり、ユニットそのものの音質を楽しむにはベストな方法でしょう。


次に、高域用ドライバー(トゥイーター)がついていた穴を塞ぎます。


ビスねじ用の穴を細いキリで開けます。


そこにホームセンターで購入してきた円形のラバーをゴム系ボンド(G17など)で貼り付けて、経年と振動で剥がれ落ちないようにスチールプレートで押さえつける方法としました。


こんな感じで完成です。


小口径ユニットとバスレフタイプのエンクロージャーが相乗して、低域から高域まで非常に聴きやすい印象のフルレンジスピーカーとなりました。ほとんどBOSE101のような聴き心地です。
そういえばサウンドマートの事務所がある成田市にはローカルFMの成田ラジオ 83.7MHzがございます。こんなスピーカーで作業用に小音量でラジオを聴くのもいいですね。